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- 売れる記事 3つのルール
今回は「一文は60文字以内で書く」とか「読点は一文に2個まで」などの細かいテクニックは扱いません。もっと文章の芯に影響するような、書き方や考え方そのものにかかわるような内容です。
では、売れる記事、人間味を感じられる記事に共通する特徴である
・事実を体験で切り取る
・特徴を売りに変換する
・動作を具体化させる
について説明していきます。
売れる記事のルール⑴事実を体験で切り取る
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売れる記事、かつ「その人っぽい記事」を書く最大のポイントが「事実×体験」という書き方。
例をみてみましょう。まずは事実のみを用いて書いた場合。
このwifi、下りが40Mbpsらしいです。特に不便はなさそうな速さですね。
では次が「事実×体験」で書いた例。
ここのwifi40mbpsでるって書いてあるんですけど、僕のこの環境で使ってみたら10mbpsでした。商品サイトに書いてあるのってあくまでも理論値なので、「書かれている値マイナス〇〇mbps」くらいが基準だと思って選んだ方がいいです。
なにが違うか。
前者の書き方:「商品サイトに書かれている情報をそのまま伝えている」
後者の書き方:「商品サイトに書かれていた情報と自分の体験との”差”を伝えている」
読者はなぜわざわざ個人ブログを訪れるのでしょう。それは、個人ブログには「ユーザー目線から語られた商品」の情報があるからです。ユーザー目線から語られた文章には、カタログには書いていない情報がある。
読者が知りたいのは、「自分がその商品を使った時にどうなるか」です。個人ブログになら、自分より先に商品を使った人がいます。この「読者に著者の追体験をさせることによって未来を想像させられる点」が、個人ブログが公式サイトに勝っている点です。
ですから、自分の体験を書いていない個人ブログは、弱い。個人ブログであることの強みがないからです。
もう一例いきましょう。
ノートPCの裏につけるスタンドを買いました。
候補はAスタンドとBスタンドの2つ。スペックを書いておきます。
Aスタンド:2000円、角度は1段階のみ、割と重い、プラスチック製
Bスタンド:3000円、角度は2段階、かなり軽い、コーティングされた紙製
Aスタンドは「とにかく安い商品がいい」という人におすすめで、Bスタンドは「多少お金が高くなってもいいからスタイリッシュで便利なやつがいい」という人におすすめですね!
ありがちな文章です。
こちらを「事実×体験」の形式に書き換えてみます。
ノートPCの裏につけるスタンドを買いました。
最初はAスタンドとBスタンドで迷っていましたが、最終的にはAスタンドをおすすめしたいです。まだスタンドを買ったことがなくて、「スタンドは軽いものが正義」と考えている人にこそ読んでもらいたいです。
さて、2つのスタンドですが、スペックを軽く比較すると、
Aスタンド:2000円、角度は1段階のみ、割と重い、プラスチック製
Bスタンド:3000円、角度は2段階、かなり軽い、コーティングされた紙製
で、Bスタンドの方が高い分機能も良さそうな感じ。
でも実際に使ってみると、Aスタンドの方がいいんじゃないかと思いました。
Bスタンドは確かに軽くてもちはこびやすいのですが、その軽さのせいでタイピングの際に結構ぐらついてストレスがたまるんです。そしてぐらつくということは、倒れる危険性があるということ。
その点Aスタンドは、角度こそ1段階だけですが、重みがあるので安定感があります。ぐらつきませんし、もちろんスタンドごと動くこともありません。
なので、作業ストレスと安定感を重視する人であれば、Aスタンドの方が満足度は上がると思います。角度が1段階というのも意外と気になりませんでした。
持ち運びやすさやスタイリッシュさでいえばBスタンドですが、安定感をもとめるならAスタンドを選んだ方がいいでしょう。
文章が長いというのもありますが、後者の方が明らかに「商品と向き合っている」のが感じられると思います。体験していないとわからない目線で、商品が切り取られている。
この、「カタログに書かれた内容だけじゃわからないこと」が、読者の心を動かすのです。記事を書く際は、まず自分が体験してみる。そして、書かれていることと、自分が体験したことの「差」を書く。
この「差」というのは、「こう書いてあるけど実際はちょっと違かった」というものでもいいですし、「こう書いてあるけどもっとよかった!」というプラス方向でも構いません。もしくは「書かれていることと全く同じ体験ができた!」というものでもいいでしょう。要は「いざ体験してみてどのような視点を得たか」という話です。
ルール1
ということで、これからは商品のことをまとめる際に
①書かれている特徴
②その特徴を体験して得た視点や感想
と、目線を2つに分けて書くようにしてください。書かれている情報と、体験したときの「差」まで必ず考えることで、体験者としての目線を失わないように管理しましょう。
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